なぜオーバーホールが必要?機械式時計の仕組みや経年劣化について

2019年8月31日 By admin

機械式時計の基本的な仕組み

機械式時計は古いタイプの時計ですが、高い技術を持った職人が作る繊細で高品質な時計という地位を確立しており、一般的に高い値段が付いています。動力は電池でなくゼンマイで、基本的にリュウズを回して巻かれたゼンマイが元に戻る力によって針が動くという仕組みです。ただ、普通のゼンマイであれば短時間で元に戻りますよね。それを防ぐために開発されたのが、脱進機です。中に入っているのは心臓部と呼ばれているテンプとヒゲゼンマイです。この2つは振り子の役割を果たしており、往復回転運動をするテンプはヒゲゼンマイの収縮運動によってコントロールされています。この2つが織り成す一定のリズムによって、アンクルというパーツがガンギ車というパーツにかみ合い、一定の速度で針が動く仕組みになっています。

金属片やホコリを除去し潤滑油を注す必要がある

機械式時計の中では非常に小さく繊細な形状をしたいくつものパーツがかみ合い、規則正しい動きを繰り返すことで時を刻んでいます。こうした動きの中で、金属片が発生することは防ぎようがありません。この金属片や外部から入り込んだホコリなどによって、時計の精度が狂う心配があります。また、てんぷの往復回転運動は1年間に数億回とも言われています。元々注されていた潤滑油がなくなったり劣化したりするため、定期的なオーバーホールが必要なのです。オーバーホールは日本語で分解清掃を意味します。時計職人が一つ一つのパーツを分解・清掃し、潤滑油を適宜注し、壊れたパーツを交換して再度正確に組み立てます。非常に精密な作業を要するので、高級時計の場合はメーカーに依頼すると安心です。

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